多国籍チームの雑談の作り方〜チームビルディンにぴったりな鉄板ネタ〜

今日はタイトルの通り、外国籍のメンバーがチームにいるときにする雑談についてシェアしたいと思います。
 
今日、スプリントプランニングでの出来事。
時間通りにオンラインMTGのリンクを開きジョイン。
一番初めに入っていたのは常に時間通りの日本語もできる日本在住ベトナム人メンバー。
次に私がジョインして、その次に日本人のデザイナーさん。
簡単な挨拶してるうちにベトナムから繋いでくるの開発チーム(ベトナム人)と、プロダクトオーナー(日本人)、トルコからデザイナーさんがもう一人。
 
あとはPO代行とアジャイルコーチ。
4時から始まるこのミーティングはPO代行と後を引き継ぐ予定のアジャイルコーチの事前打ち合わせがいつも長引き、開始が遅れることがちょくちょくある。
 
まだかなーってみんなで話していると1通のメッセージがSlackの通知を鳴らした。
 
「30分遅らせてもいい?」
 
30分かーーーーーーーー笑
 
結構あるから一回解散して再集合というのもチラッと考えたが、
その日の午後いちで今世紀最大蔵な素晴らしいレトロをやってのけたチームを大好きになってしまった私はこの30分をチームビルディングに使おうと考えた。
大袈裟に言っているど単にレトロが嬉しすぎてもっとみんなと話したかっただけw
 
私たちには、短い雑談をするときに決まってするやりとりがある。
 
それはお互いの国の言葉を教え合うこと。
 
これ、多国籍チームの鉄板トピックだと思う。
そして私たちはこの話題が大好きだ。
 
いつもはベトナム語を私が教えてもらう感じの流れだが、
今回はスプリントイベントの中でもプランニングにしかいないトルコ人のデザイナーがいる。
しかも彼、結構一匹狼感あって積極的にチームに馴染もうとしない。ミーティングのときはいつも音声のみの参加なのもちょっと気になっていた。
プランニングにしかいないし仕方ないかなーと思って半分諦めてところもあった。仕事には支障ないし。
 
素晴らしいレトロを共にやってのけた高揚感でベトナム語⇆日本語のやりとりが盛り上がっていた。
 
そんな中、ベトナムチームの若手のエンジニアさんが、「How do you say "I love you” in Japanese?」と尋ねてきた。唐突にw
 
日本語の「愛してる」を教えると口々に「愛してる」と呟くベトナムチーム、微笑ましく見守る日本人メンバーw
POが突然「韓国語では何て言うか知ってますかね?」とぼそり。
先日韓国ドラマにハマってるとレトロでベトナムチームメンバーが教えてくれたを思い出してくれて、聞いてくれたようだった。
 
そこでふと私は、画面オフ&ミュートのトルコ人デザイナーに話を振ってみることにした。
-Hey, xxx. Are you there?(○○、いますかー?)
-...Yeah?(何?)
-How do you say “I love you” in Turkish?(トルコ語で愛してるってなんていうの?)
-Haha, okay. Well, it is "seni seviyorum”. (ははっ、セニセヴィヨラムだよ)
(何度か発音してもらう)
-Well, maybe my neighbors are wondering what I am doing at 10 in the morning!(てか、多分近所の人に朝の10時からあいつ何してんだよって思われるかもw)
-Yeah you are saying “I love you" to the laptop screen many time! Hahaha(はははっ確かに、パソコン向かって何度も愛してる!って言ってるしねw)
 
こんな感じの会話で和み、結構控えめな日本人デザイナーさんにも喋って欲しい私は、
「xxさん、何か外国人に紹介したい日本語のフレーズありますか?w」
と無茶振りしてみた。
デザイナーさん「えー、なんですかねー。」
私「日本にきたら使いそうなやつとか!」
デザイナーさん「あ、あれですね。「大盛りお願いします。」ですね。」
私と日本語ができるベトナム人「(爆笑)」
デザイナーさん「日本のご飯は少ないって友達の外国人がよく言ってるので、真っ先に覚えたって言ってましたw」
そしてそのフレーズをベトナムにいる開発メンバーに教え、口々に「オオモリオネガイシマス!」と口ずさむメンバー!可愛いw
 
そんなこんなわちゃわちゃしてたらトルコ人のデザイナーさんがいきなり
−Actually I have a special guest today. She is very pretty.(実は今日、スペシャルゲストがいるんだ。彼女めっちゃ綺麗だよ)
と言い出した。
-What? You have a guest? Who??
トルコ人デザイナー画面をオンにする。
(私はこのプロジェクトに参加して三ヶ月、初めて彼が画面をオンにしているのをみた)
そこにはそのトルコ人デザイナーをまっすぐ見つめるわんこがいました。
可愛いワンコを目撃し思わず私は「"seni seviyorum”(愛してる!)」と叫んだのでしたw
そしてすーぐ画面はオフにw
 
そのあとは「本当?!」や「ほんと遅いよ!」と言ったベトナム語教えてもらい、
みんなで「これ遅れてくる二人に言ってやろうw」と練習を開始。
そんなところにやっと遅れていた二人が登場。
 
(PO代行とアジャイルコーチである二人はフランス人なのです)
 
PO代行「もしかして30分もベトナム講座してたの?」
私「ベトナム語以外にも日本語とトルコ語、ちょっと韓国語もやったよ!」
PO代行「え、そんなに?w よしじゃあ、フランス語もやろうか!」
私「いや、フランス語の発音は難しすぎるから勘弁してw」
 
と、コントみたいだけどほっこりするやりとりを経てプランニングに入ったのでした。
何だか思い出しても嬉しくなっちゃうほっこりした雑談なのでした。
 
やっぱり、自分の国の言葉を教え合うっていうのは雑談に最適。
どんなに気難しそうに見える人でも、喜んで教えてくれます。
 
その人の国のことや母国語はアイデンティティそのもの。
それを教えて!っていうやりとりはそのまま「あなたのこと知りたい、教えて!」って言っているのと同じなんですよね。
「このやりとりがまさにチームビルディングだなぁ。」としみじみ感じた30分でした。
 
皆さんも外国籍のメンバーがいるチームで働き始める時、もっと仲良くなりたいときは是非
メンバー同士の国のことを教えあったり言葉を教えあったりしてみてください。
きっと想像しているより盛り上がりますよ!
 
今回はうちのチームでの雑談の鉄板ネタをシェアしました。
皆さんのチームではどんなネタが鉄板ですか?
よかったら教えてください!
 
読んでいただいてありがとうございます。
それではまた次のブログでお会いしましょう〜。