ふりかえりは練習の場 〜Part1〜

 今回するお話

 
このブログでは3回ほどに分けて下記をシェアしたいと思います。
今回カバーする内容は1の「ふりかえりamの公開収録に参加しわかったこと」です。
どんなことが話されたのかをメインにお話ししたいと思います。
  1.  ふりかえりamの公開収録に参加しわかったこと(今日はここ)
  2. チームでアクションアイテムを作る練習をするためにした準備
  3. 実際に練習1回目を終えてのふりかえり

まずはふりかえりamとは?

ふりかえりamは、ふりかえりに関するあれやこれやを発信するpodcastです。
様々なふりかえり手法の紹介と共にふりかえりの実践を通してふりかえりを探求していきます。 
ふりかえりの黄色い人ことビバさん(森さん)とポッドキャストの妖精ことKANEさんがお送りしているポッドキャストです。
 
最近公開収録を始めたようで、参加させていただきました。
 
公開収録はYoutubeライブ配信され、アーカイブも残っています。
 
流れ的には↓のような感じでした。
時系列に沿って大切そうなところだけを追っていきます。
 

ふりかえりamで語られた内容をざっくりと

今回のお題は「ふりかえりのアクションってどうやって作るの?」
もう少し具体的にしてみましょう。
よく聞くのは下記の3つ。
・課題はあるけどアクションが思いつかない
・アクションを具体的にできない
・アクションを出したけど実践できていない
 
「チームでアクションを考えてチームで実践していくことに難しさを感じる」
このKANEさんの発言に深く頷いていました。
 
個人ではなくチームで
チームメンバーの問題解決能力にはばらつきがあるので、
ふりかえりしていく中で問題解決が得意でスキルも高いメンバーがアクションアイテムを出し、その人しか実行できなさそうなアイテムが出てしまうことがある。
 
なぜふりかえりを行うのか?
ふりかえりのwhyに認識を合わせておないといけない。
Whyは「チームで前進していいチームになるため」。
これの認識がズレると、問題解決が上手い人がグイグイ引っ張ってどんどん前に進んでしまう。
できる人の範囲でその人しかできないアクションになってしまうことも起きてしまう。(=アクションの属人化)
ふりかえりは「チームで前進するため」に、「チームで実行できるアクションテム」にする必要がある。
 
ちょっと話逸れるけど。。。
「ふりかえりに前向きでない人がいるな〜。」
個人のアクションが多く、チームとしてのアクションがなかなか出ない。
ふりかえりが好きな人苦手な人の温度差が出てしまう。
リモートだとその温度差も見えにくいよねー。
 
話を戻して、
どうやったら「チームで前進するため」に、「チームで実行できるアクションテム」づくりができるんだろう
3つの具体例に沿ってみていこう。
 
・課題はあるけどアクションが思いつかない
具体的にいうと、プロブレムからトライがなかなか出ない。
「言い出しっぺがやってよ」問題ってあるよね。
あまりwhoにとらわれず、ふりかえりが終わったらチームで動けるアクションアイテムにする。担当者を一人に限らず二人とか複数人にする。「質より量!」いっぱい出してねの誘導で誰が書いたか気にならないようにする。
 
・アクションを具体的にできない
・アクションを出したけど実践できていない
この二つを解決してくれるのは、SMART goals framework(+5W1H)!!
 
と、この後はKANEさんのYWTをもとにアクションをSMARTにして行っていました。
Youtubeではここら辺から。
 
ここまでを少しまとめると
・ふりかえりする際に、アクションアイテムの作り方や質よりもふりかえりの「WHY」の認識が合わせられているかがとても大切!
・P(課題)からT(アクションアイテム)が出ない、特に「言い出しっぺがやってよ」問題があったりする。(具体的な案は↑)
・「アクションを具体的にできない」問題と「アクションを出したけど実践できていない」問題はSMART goals frameworkを使って実施可能で具体的なアクションを作るべし!
 
他にも
フワッとしたチームの中長期的な目標はどうしたらいい?
→一ヶ月単位などで向き直りをしてみる。まず初めの一歩をみんなで決めて始めてみる
 
組織の風土を変えるようなものは?
→チーム憲章を作って目のつくところに掲げてみる
 
毎週やるようなタスクは?
→毎週タスクを切るなど漏れない仕組みを試す
 
色々と話したけど大切なことは
うまくいかなかったらやめればいいんだ!
大切なのは、試してみること、チームで調整して精度を上げていくこと!
 
「アクションアイテム作るの時間かかっちゃうんですよー。」
→アクションアイテムをSMARTにしていくのは慣れが必要。練習あるのみ!
 
 

SMARTなアクションアイテム作ってチームで前に進みたい!

と、いうことで担当しているチームと一緒にSMART goals frameworkを使ってふりかえりを実施してみることにしましました。
 

次回以降するお話

ちょっと超絶長くなってしまいそうなので、練習実施に向けてスクラムマスター である私が下準備と実際に行ったふりかえりに関しては別エントリーで書いてみようと思います。
 
SMART goals framework の細かい説明はこちら。
 
私がチームへの問いかけを考える時に参考にしたサイト(英語です)
 
読んでいただいてありがとうございます!
 
それでは次のエントリーでお会いしましょう〜。